「賃貸か持ち家か」に迷うときの考え方

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マイホーム購入について悩める人々へ
賃貸か持ち家か、マンションか戸建てか、新築か中古か、ハウスメーカーか工務店か…
様々な悩みがある中で、

住宅のプロでも何でもない素人施主:ちかぞう
自身の家づくりプロセスをシェアすることで
マイホーム購入に対する考え方の参考にしていただきたいと思い
執筆している記事です。

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はじめに

みなさん人生お疲れ様です。
地方在住、30代3児の父、
工務店新築戸建てを計画中
ちかぞうです。

新築戸建てを計画するに至ったプロセスを
皆さんと共有するシリーズ。
今回は賃貸と持ち家どちらが良いか?
について考えたプロセスを共有します。

家を建てようか考えた際に、
そもそも「なぜ新築戸建てが欲しいのか
を考えることになりました。
新築戸建ての
メリット・デメリットを知ったうえで
納得して判断したいものです。
●新築でなければいけないのか
●戸建てでなければいけないのか
●そもそも今の賃貸じゃダメなのか
こんなことを考える方は多いように思います。
今回は賃貸か持ち家か、この問題について
検討してみます。

前提にある”理想の住まい方”

まずは自分の理想の住まい方ベースで考えてみます。

ちかぞう的理想の住まい方
重要トピック
  • 安心・安全
  • 夏も冬も快適
  • 家族の距離感
  • 無理なくミニマル
  • 未来を見据える

安全・安心

おそらくこの項目は
「賃貸か持ち家か」に
あまり絡んでこない印象です。
敢えて関連づけるなら
転勤リスクに怯えながらの生活は
安心して持ち家に住めない

といったところでしょうか。

夏も冬も快適

この項目が
「賃貸か持ち家か」に絡むのは
賃貸物件の気密・断熱性能でしょう。
マンションなど集合住宅の
“中住戸(なかじゅうこ)”といわれる
上下左右に人が住んでいる状況は
断熱性が高く快適に住めるようです。
実際、現在のちかぞう宅は中住戸で
メインのLDKは冬も暖かく、そこそこ快適です。
気密断熱性能が低かった場合、
断熱リフォームという手もあるかもしれませんが、
持ち家ならリフォームできても
賃貸だと難しいことが予想されます。

ちなみに戸建ての場合、
気密断熱を考慮した設計でなければ
夏暑く、冬寒い
そんな状況が生まれかねません。
実際ちかぞうの実家は
夏暑く、冬寒い。
戸建ての場合も断熱リフォームという手があるかもしれませんが、
賃貸では難しいことが予想されます。
戸建ての場合、快適性を求めるなら
●気密断熱性能の高い賃貸を選ぶ
●気密断熱に配慮した設計で新築
●中古戸建の断熱リフォーム
などといった手段が候補になりそうです。

家族の距離感

「賃貸か持ち家か」には
あまりかかわってこない内容かもしれません。
”間取り”の視点で考えるなら
希望の間取りにあった物件を
選ぶか、作るか
という判断になってくると思います。
その他にもいろいろな条件を加味すると
選択肢はどんどん狭まってきてしまうでしょう。

”家族との時間を確保”という点では
多少なりとも早く家に帰れる状況を、
となると”職住近接”や”交通アクセス”に目が向きます。

無理なくミニマル

この項目が「賃貸か持ち家か」にかかわるのは
ある意味では転勤リスクにかかわってくると思います。
とにかく”持ちもの”を少なくしたいと思うなら
持ち家よりも賃貸でしょう。
かりものは持ちものとは違いますもんね。

ただしちかぞうの求めるミニマルは
快適に暮らす上で
無理のない範囲で少ない機材で過ごしたい。
それによって維持管理費用を抑えたい
というコスト面に関する意識がメインです。
そういう点でいくと、
エネルギーの高効率化などを求めるには
最初から色々な条件をクリアしていく必要があり
既製品よりも、ゼロから作り上げていく
形をとった方がよいのかもしれません。

未来を見据える

この項目がざっくりしているのですが
●生活環境の変化
ー 子育て環境
ー 子供たちの自立後
●環境問題
●家のメンテナンスコスト
●エネルギー問題
などを想定した内容です。
特に重視したいのが子育て環境。
自分が育った環境として
メリットを感じたものは自分の子供にも還元したい
そして自分の人生の幸福度のために
自分の夢をかなえていきたい。
BUCKET LISTの達成

ちかぞう的チェック項目

賃貸と持ち家について
両者のメリットデメリットを
親蔵の性格に基づき、
(理想の住まい方を考えつつ)
独断と偏見で抽出した検討事項は以下の通り

賃貸か持ち家か:チェック項目
  • 転勤リスク
  • 交通アクセス
  • コスト
  • 自分が育った環境
  • 自分の夢(BUCKET LIST)

転勤リスクへのヘッジとしては賃貸に分がある

賃貸のメリットは身軽さでしょう。
急な転勤への対応は賃貸に分がある。
とくに遠方への転勤の可能性がある場合には
戸建てよりも賃貸が有利でしょう。
親蔵の場合、遠方への転勤リスクは低い

ちかぞう的には
遠方への転勤リスクは高くない。
持ち家を手放すリスクに怯える必要はないと思う。

交通の面でも賃貸の方が有利にできそう

賃貸物件は比較的好立地のものも多い。
家賃は高くなるかもしれないけれど、
交通の便が良いところを選びやすいのも
メリットでしょう。
「職住近接」を重視する親蔵にとって
職場への距離ないし
公共交通機関へのアクセス
非常に重要になります。
高コストの高立地物件を買うか借りるか
結局はここも
身軽さをとれば借りる
万が一の手放すリスクを許容するなら買う
ということになるでしょう。

ちかぞう的には
身軽さをとれば借りる
万が一の手放すリスクを許容するなら買う

コスト面ではかならずしも持ち家有利とは言い難い

「家賃より住宅ローンのほうが安い」
なんて謳い文句をしばしば耳にします。
(妻も同じようなことを言っていた)
確かにそうなる可能性はあります。
ただし持ち家には住宅ローン以外に
維持管理費用がかかります。
このあたりのコストまで考えれば
家賃より住宅ローンのほうが安い」
は成り立つかもしれないけれど
月々に住宅に対して払う費用としては
賃貸と持ち家で
さほど大きな差がない可能性がある。

賃貸と持ち家にかかるコストの違い

実際に「住居費支出割合」という
”収入のどれだけを住居費に充てているか”
を表す指標では
持家の支出割合は借家のそれを上回っているようです。
令和3年度 住宅経済関連データ – 国土交通省 (mlit.go.jp)
逆に言えば持ち家が欲しい場合には
メンテナンスコストが抑えられる家
を手に入れられれば
コスト面でも有利になるかもしれません。

ちかぞう的には
住居費に充てる費用”で比べるべき。
持ち家の場合はメンテナンスコストが抑えられる家なら良いかもしれない。

自分が育った環境と子育て環境

親蔵自身が
田舎の一軒家育ちで
転校を経験しなかったことを考えれば
子どもも同じような環境が良いのでは、とも思います。
(おかげで人見知りなのかも、というデメリットも感じつつ)

子どもたちに
”実家”とか”地元”という感覚があるのは
メリットのように思います。主観ですが。
”実家”とか”地元”という感覚は
持ち家のイメージが強いという、
これまたあくまで主観です。

地元の友達、ときどき会うとやっぱり良い。
”帰る場所がある”という気持ちになる。
自分の子どもにも”帰る場所”を作りたい。
あくまでちかぞうの
自分が育った環境に基づく主観です。
自分が考える理想と
自分が育ってきた環境の良かったもの
これらの「いいとこどり」をしたい。

ちかぞう的には
こどもたちの”帰る場所”みたいなものを提供したい。
自分の育った環境の「いいとこどり」をしたい。

夢をかなえるための浪費

BUCKET LISTにある項目への出費は
人生を豊かにするための浪費
効率性のみを考えれば浪費だが
何のために蓄財しているか。
お金はあくまで価値を引き出す道具。
オシャレな家でオシャレな暮らし
そんな夢をかなえるのに
親蔵は自分の好みに合うものを作りたい。

ちかぞう的には
夢をかなえたい
人生の幸福度を高めるために
BUCKET LISTの達成が人生の道しるべ。

腹落ちした考え方:何に対してお金を払うのか

我々が家賃として支払う金額には
様々なマージンが含まれています。

家賃として支払う金額
そこに含まれるマージン
  • 家主の利益分
  • 家賃滞納リスクへの備え分
  • 空き室リスクへの備え分
  • 現状回復コストや入居者募集コスト分
  • ローン金利分(賃貸物件のローン金利は持ち家のローン金利よりも高い)

持ち家を「自分を借主とした賃貸経営」と考えてみると
持ち家は上記リスクを回避している分、
自分のためにお金を払う
ことになるとも考えられます。
(参考:日経ビジネス電子版 (nikkei.com)
自分で汗水垂らして稼いだお金は
自分のために使いたい。
そんな思いにこたえられるかもしれません。

将来的なことを考えても
もし自分の次の世代やその次の世代が
同じ家に住んでくれるなら
自分の一族のためにお金を使うことができる。
いまのちかぞうには
すばらしい考え方のように思えます。

ちかぞう的には
自分のため
大切なひとのため
苦労して稼いだお金を使いたい。
それが将来的につづくのなら
こんなにうれしいことはない

もちろん、子どもたちが
同じ家に住んでくれるかどうかなんてわかりません。
足枷にはなりたくないですし、
子どもたちには
自分の進路は自分で決めてもらいたい、
それがちかぞうの根底にある考え方です。

まとめ

今回はちかぞう的
「持ち家か賃貸か」に関する検討と
その思考プロセスについてシェアしました。

  • 遠方転勤リスクは低い、
    身軽でなければならない理由は無い
    持ち家を手放すリスクに怯える必要はない
  • 交通の便を重視する場合、
    持ち家なら土地にかかるコストを覚悟
  • 実質的なコストは、
    賃貸より持ち家の方が高いかも
    家賃vs住宅ローンは安直
    “住居費”に充てる費用で比較
    持ち家ならメンテナンスコストを抑えた家
  • 子育て環境的に、
    自分が良かったと思うことは
    子どもにも経験させたい。
    良いとこどりをしたい
  • 自分の夢として、
    理想の環境を追い求めたい。
    BUKET LISTの達成:
    オシャレな家でオシャレな暮らし
  • 最終的には
    何にお金を使うのか

結局のところ
ちかぞうは持ち家が欲しい。
感情論で動いているんだな~
と、自分を客観視することに。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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